今回は、キャッチコピーについてのエントリーです。
Webサイトやグラフィックデザインの制作現場では、ディレクターやデザイナーの方がキャッチコピーを作るケースもあると思います。
そこで今回は、突然「キャッチコピー考えて!」と言われて困っているという方のために、”売れる”キャッチコピーを作るための表現パターンを15個ご紹介します。
ご紹介した表現パターンを参考にすれば、短時間で秀逸なキャッチコピーが産み出せると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
キャッチコピー表現パターン15選
1.「ビフォーアフター」で購入後を想像させる
お客様が知りたいのは、商品の特徴よりも「自分がどう変わるか」です。
★参考キャッチコピー★
「付けた人から、におわない。(TOTO 消太郎)」
2.「なぜ必要か?」を伝える
「なぜ必要か?」に気付いてもらえるようにしましょう。
★参考キャッチコピー★
「ひとり暮らしに足りないもの。第一位は、野菜かもしれない。(カゴメ 毎日飲む野菜)」
3.「ベネフィット」を提供する
未来をイメージさせると、商品の魅力が何倍にもなります。
★参考キャッチコピー★
「ふたりでゆっくり、話をしたいから。今夜は一品、ふやしてみる。(ヤマサ醤油 ヤマサ昆布つゆ)」
4.「私のことだ」と思ってもらう
お客様や見込み客がこぼす言葉に、コピーのアイデアがあふれています。
★参考キャッチコピー★
「去年の父の日は終わってから気がついた。(イトーヨーカドー)」
5.「数字」で信頼度を上げる
数字を入れるとコピーの信頼性が一気に増します。
★参考キャッチコピー★
「42歳からの「魅せるカラダ」トレーニング」
6.「お客様の言葉」で宣言する
お客様になりきることで、言いたい・言われたいコピーが出てきます。
★参考キャッチコピー★
「70歳でもヒールでカッコよく歩いていたい。」
7.「今のままだと、もったいない」と伝える
もっと得する方法があると伝えれば、お客様は気になります。
★参考キャッチコピー★
「え!?まだスマホに月8,000円も払ってるの?」
8.お客様も気づいていない「メリット」を伝える
「気づき」を与えて、欲望を満たすキャッチコピーにしましょう。
★参考キャッチコピー★
「どれだけ料理が上手でも、水の味はつくれません。(ダンキン 天然水)」
9.「意味や理由」をつけて、価値を高める
視点を変えることで、商品の新たな魅力を引き出しましょう。
★参考キャッチコピー★
「アロマテラピーは、経営戦略になる。」
10.「ハードル」を下げる
最初の一歩は面倒なもの。ハードルを下げて、後押ししましょう。
★参考キャッチコピー★
「寝ながらできる健康管理。(京都西川 ローズテクニー)」
11.「言い訳」を作ってあげる
「言い訳」を作るときは、「今」買ってもらうための理由を作りましょう。
★参考キャッチコピー★
「母の日は、妻の日でもある。ありがとう。(サントリー ザ・プレミアム・モルツ)」
12.商品・サービスができるまでの「背景」を語る
「共感」は商品・サービスとの距離を縮めるキーワードです。
★参考キャッチコピー★
「長男のアトピーとぜんそくを、少しでも楽にしたい。その想いが原点です。」
13.商品に隠された「ミッション」を伝える
「なぜ」に答えたコピーはお客様の心を打ちます。
★参考キャッチコピー★
「世界一おいしいビールを作ろうと思いました。(サントリー ザ・プレミアム・モルツ)」
14.「ドキっとする」質問を投げかける
思わず答えを考える質問で、ターゲットの心をつかみましょう。
★参考キャッチコピー★
「大人になりたいか。おじさんになりたいか。(大塚製薬 ウル・オス)」
15.「価値」を「見える化」する
商品を買ったことで生まれる「価値」を言葉にしましょう。
★参考キャッチコピー★
「麦芽100%には、ビールのプライドが入っている。」
まとめ
いかがでしょうか?アイデアが湧いてきたのではないでしょうか?
キャッチコピーを作る際は、言葉遊びにならないように注意する必要があります。
まずは自社のウリを明確にし、そのウリをどのように表現すればお客様に伝わるか?を意識してみてください。
そうすれば、きっと”売れる”キャッチコピーを作れるはずです。