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私が寝ている間、サイトは毎朝5時から自分を点検していた—「一人情シス」の大型連休

「連休中、サイトは大丈夫ですか?」
「フォームが止まったら誰が気づきますか?」
「念のため、休み前に確認しておいてください」

大型連休前の金曜夕方に、こうした連絡を受けたことがあるWeb担当者の方は少なくないはずです。

特に、自社サイトをほぼ一人で見ている「一人情シス」や少人数のWeb担当者にとって、GW・お盆・年末年始は不安が大きくなるタイミングです。

担当者は休んでいても、Webサイトは休みません。

お問い合わせフォーム、ニュースの自動配信、外部API連携、計測タグ、広告用のタグ、資料請求ページ。
これらは、連休中も24時間365日動き続けています。

問題は、「何かあったときに気づける体制があるか」です。

この記事では、連休中のWebサイト運用で起きやすい不安の正体と、それを人の頑張りではなく体制で受け止めるための運用設計について紹介します。

なぜこの課題が起きるのか

連休前のWeb担当者が不安になるのは、単に心配性だからではありません。

サイトが止まるリスクに対して、確認体制や通知体制が十分に整っていないケースが多いからです。

背景1:一人運用では「大丈夫」と言える根拠を作る時間がない

連休前の最終営業日は、なぜかサイト関連の確認連絡が増えます。

経営層から「念のため確認しておいて」と言われる。
営業部から「お問い合わせフォームは大丈夫ですか」と聞かれる。
総務や採用担当から「更新したページ、問題ないですよね」と確認される。

そのたびに「大丈夫です」と返すものの、実際の根拠は「先週まで動いていたから」程度になっていることがあります。

一人でWebサイトを見ていると、確認したい気持ちはあっても、根拠を整える時間が足りません。

全ページを見て、フォームを試し、リンクを確認し、タグの発火状況を確認する。
これを連休前の通常業務と並行して行うのは、現実的に難しいものです。

不安はある。
でも、不安に向き合う時間もない。

この状態が、連休前のWeb担当者を苦しくしています。

背景2:サーバーが生きていても、Webサイトとして成立しているとは限らない

「何かあれば通知が来る」と考えている方もいます。

ただし、多くの場合、その通知はサーバーの死活監視に限られています。

サーバーが落ちているかどうかは分かっても、次のような異常は見逃されることがあります。

  • お問い合わせフォームの送信ボタンが押せない
  • 外部タグの影響でJavaScriptが正常に動かない
  • 画像が読み込まれていない
  • 一部ページだけリンク切れしている
  • スマートフォン表示だけ崩れている
  • 計測タグが特定ページに設置されていない
  • SEO設定が抜けている

つまり、サーバーは「生きている」けれど、Webサイトとしては正常に機能していない状態があり得ます。

連休中に本当に見たいのは、サーバーの稼働状態だけではありません。
ユーザーがWebサイトを問題なく使えるかどうかです。

解決するためのSTEP

連休中のWebサイト運用を安定させるには、担当者が休み中も気にし続けるのではなく、異常を検知できる仕組みを事前に設計しておくことが大切です。

ここでは、一人情シスや少人数のWeb担当者が取り組みやすい3つのSTEPで整理します。

STEP 1:連休中に止まると困る箇所を可視化する

まずは、連休中に異常が起きると困る箇所を洗い出します。

すべてのページを同じ優先度で確認しようとすると、時間が足りなくなります。
そのため、ユーザー行動や事業への影響が大きい箇所から整理します。

たとえば、次のようなページや機能です。

  • お問い合わせフォーム
  • 資料請求フォーム
  • 採用応募フォーム
  • ECの購入導線
  • LPや広告流入ページ
  • 重要なお知らせページ
  • 外部APIや外部タグに依存しているページ
  • スマートフォンからの閲覧が多いページ

あわせて、どの異常を検知したいのかも整理します。

  • リンク切れ
  • 画像切れ
  • SEO設定漏れ
  • 計測タグ未設置
  • PC・スマートフォンの表示差異
  • Basic認証越しのテスト・ステージング環境の確認
  • 管理画面や検索結果ページなど、検知対象から外したいURL

MONJI+のWebサイト異常検知&改善機能では、対象URLからサイト全体を自動巡回し、リンク切れ、画像切れ、SEO設定漏れ、計測タグ未設置などを検知できるように設計しています。

また、URLルールによって、管理画面や検索結果ページなどを検知対象から外すこともできます。

STEP 2:連休中の自動点検を定期実行にする

次に、連休中に人が確認しなくても、サイトが自分自身を点検する状態を作ります。

MONJI+のWebサイト異常検知&改善機能には、定期実行モードがあります。
スタンダードプラン限定で、設定した頻度・実行開始時刻に合わせて、対象URLからサイト全体の自動巡回を開始できます。

たとえば、連休中も毎朝5時に巡回がスタートするように設定しておけば、人が休んでいる間にサイトが自分自身を点検します。

ここで注意したいのは、指定できるのは「実行をスタートする時刻」だという点です。
検知の完了時刻は、サイトの規模に応じて変動します。

この仕組みがあると、担当者が休み中に何度もサイトを開いて確認しなくても、連休中の異常を検知しやすくなります。

さらに、PC・スマートフォンの表示差異にも対応しているため、「スマートフォンだけ崩れている」「PCでは問題ないがスマートフォンでは見づらい」といった状態にも気づきやすくなります。

Basic認証越しのテスト環境やステージング環境にも対応しているため、公開前確認や連休前チェックにも活用できます。

STEP 3:連休明けに修正・改善・ナレッジ化まで進める

異常検知で大切なのは、検知して終わりにしないことです。

連休明けの初日に、担当者がMONJI+のマイページダッシュボードを開くと、連休中に検知された異常が一覧で確認できる状態を目指しています。

そこで確認できるのは、「休んでいた間に、サイト側で何が起きたのか」です。

異常があれば、検知結果からそのまま修正依頼を作成できます。
別のツールに転記したり、スクリーンショットを集め直したりする負担を減らせます。

対応後は、Googleアナリティクス連携で次のような変化を確認できます。

  • 修正前後で離脱率がどう変わったか
  • 資料請求数がどう推移したか
  • 改善後のユーザー行動に変化があったか

さらに、検知履歴と対応履歴はWikiにナレッジとして蓄積できます。

これにより、来年のGW前や年末年始前に、同じ不安をゼロから抱え直さずに済みます。

「気づく」「直す」「効果を見る」「次に活かす」。
この流れを、連休明けの初日から進められる体制を作ることが重要です。

実際に起きた変化

連休中のWebサイト監視を人の不安に頼らず、仕組みで支えるようになると、Web担当者の負担は変わります。

特に一人情シスや少人数のWeb担当者にとって大きいのは、「休んでいる間に何か起きているかもしれない」という不安を、ダッシュボードで確認できる状態に変えられることです。

たとえば、次のような変化が期待できます。

  • 連休中にサイトを何度も手動確認する負担を減らせる
  • 休み明けに異常の有無を一覧で確認できる
  • 検知結果から修正依頼を作成しやすくなる
  • 対応履歴をWikiに残し、次回の連休前準備に活かせる
  • Googleアナリティクス連携で改善後の変化を確認できる
  • 「大丈夫です」と言うための根拠を持ちやすくなる

大切なのは、担当者がずっと緊張し続けることではありません。

人が休んでいる間も、サイト側で自動点検が動き、異常があれば後から確認できる。
その体制があることで、連休前と連休明けの心理的な重さは大きく変わります。

注意点・限界

Webサイト異常検知は、連休中の不安を減らすうえで有効な仕組みですが、万能ではありません。

たとえば、以下のような点には注意が必要です。

検知できる異常と、人の確認が必要な異常は分けて考える

リンク切れ、画像切れ、SEO設定漏れ、計測タグ未設置などは、自動検知と相性のよい領域です。

一方で、文章のニュアンス、ブランド表現としての違和感、フォーム送信後の対応フロー、問い合わせ内容の質などは、人の判断が必要です。

自動検知は、人の確認を完全になくすものではありません。
人が見るべき範囲を絞り込むための仕組みです。

実行開始時刻と完了時刻は異なる

MONJI+の定期実行モードで指定できるのは、実行をスタートする時刻です。

たとえば毎朝5時に設定した場合、5時に巡回が始まります。
ただし、検知の完了時刻はサイトのページ数や規模によって変動します。

そのため、完了時刻まで厳密に固定できるものではない点は理解しておく必要があります。

連休前に対象URLや除外ルールを整えておく必要がある

自動巡回を活用するには、対象URLや除外ルールの設定も重要です。

管理画面、検索結果ページ、検知対象に含めたくないURLなどがある場合は、事前にルールを整理しておく必要があります。

連休に入ってから慌てて設定するのではなく、通常時から運用に組み込んでおくことが大切です。

現場から生まれたWebサイト運用支援プラットフォーム【MONJI+】

私たちが現場で感じてきた課題を解決するために生まれたのが、Webサイト運用支援プラットフォームMONJI+です。

MONJI+は、Webサイト運用に携わる「人」をひとつの「チーム」としてつなぎ、Webサイト運用のあらゆるフェーズを横断して課題を解決するプラットフォームです。

私たちは、最初から完成されたプロダクトを開発することを目指してきたわけではありません。

本当に向き合うべき課題は、Webサイト運用の現場にあります。
だからこそ、事業会社や制作会社の現場で聞こえてくるリアルな声と向き合い続けてきました。

大型連休前に不安を抱える一人情シスの方。
休み明けにフォーム不具合を見つけて落ち込んだWeb担当者。
クライアントから先にリンク切れを指摘されてしまった制作会社。

こうした現場の小さな違和感を受け止めながら、MONJI+はアップデートを重ねています。

Webサイト異常検知&改善機能も、そうした声から生まれた機能です。

対象URLからサイト全体を自動巡回し、リンク切れ、画像切れ、SEO設定漏れ、計測タグ未設置などを検知する。
検知結果をマイページダッシュボードで確認し、そのまま修正依頼へつなげる。
対応後はGoogleアナリティクス連携で改善結果を確認し、履歴をWikiに蓄積する。

この一連の流れを通じて、MONJI+はWebサイト運用を「人の不安に頼る仕事」から「チームと仕組みで支える仕事」へ変えていきたいと考えています。

まとめ

大型連休中も、Webサイトは動き続けています。

止まっているのは人だけであり、お問い合わせフォーム、外部API、計測タグ、リンク、画像、各種ページは、休み中もユーザーに見られ続けています。

「とりあえず連休明け初日に確認します」では、すでに発生した機会損失を後から見つけるだけになってしまうことがあります。

だからこそ、一人情シスや少人数のWeb担当者には、連休中もサイトを自動点検できる体制が必要です。

MONJI+のWebサイト異常検知&改善機能では、定期実行モードにより、設定した実行開始時刻からサイト全体を自動巡回できます。
PC・スマートフォンの表示差異やBasic認証越しの環境にも対応し、URLルールによる除外設定も可能です。

検知結果はマイページダッシュボードに並び、出社初日にそのまま修正依頼へ変換できます。
対応後はGoogleアナリティクス連携で改善結果を確認し、ナレッジはWikiに蓄積できます。

連休中も、担当者が安心して休める体制をつくる。
そのために必要なのは、気合いではなく、サイトが自分自身を点検できる仕組みです。

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